トレンドのおすそわけ～パーソナルスタイリストが選ぶ似合う帽子の見つけ方～

先日、第2回帽子屋大賞に選ばれた 

クレージーケンバンド・横山剣さんの授賞式の後に帽子のお洒落について

剣さんと私とのトークセッションを松屋銀座正面玄関にて行いました。 

帽子屋大賞とは、全日本帽子協会所属の 東京、大阪、名古屋の帽子組合理事約50名が、

専門家の目線から帽子文化の普及に貢献され、 

帽子愛好者として相応しい著名人を選出し、投票によって選ばれる賞で 

初回は、麻生大臣が大賞を受賞されたそうですが 

スーツにボルサリーノ姿の帽子協会の理事の方々も圧巻で 

まるでイタリアにいるような気分に！ 　　　　　　　　　　 

ここ数年で帽子人口が、かなり増えていますが 

今回のトークショの内容を観客の皆さまが熱心にお聞き頂いていた様子でしたので 

こちらでも帽子の選び方について書きたいと思います。 

「帽子をかぶると顔が大きく見える」 「顔が大きいから帽子が似合わない」と 

苦手意識をお持ちの方も多いようですが 実は、

「帽子が似合う人」というのは 顔や頭の大きさには全く関係がなく 

普段から帽子をかぶり慣れているだけ。 

かぶり慣れていない方が帽子屋さんで試した瞬間に 

「なんか変だからや〜めた！」となることが多いのです。 

「似合う帽子の選び方」まず、一つ目のポイントとして 

顔を目立たせないようにすることがコツ！ 

だから「つば」の大きいハットは 小顔に見せてくれるのでオススメです。

 ただ、１６０センチ以下の方は 逆に身体を小さく見せてしまいかねないので 

大き過ぎるつばは、おすすめしません。 

ボルサリーノタイプは「つば」が上にあがっているものが視線を上に集めるので効果的。 

キャスケットなどキャップタイプなら 「つば」の幅が自分の顔幅より広いものを選ぶこと。

 狭いと顔が大きく見えてしまうので要注意。 

二つ目に顔が大きいと気にされる方は、 頭の入る部分（クラウン）が

ボリュームのある 自分の顔幅より大きいものを選ぶのがコツ！ 

三つ目は、かぶり方の工夫をすること。 

深めにかぶったり 女性は、顔まわりの髪の毛を片方のサイドに持って来たり 

緩めに編んだ三つ編みや無造作なおだんごヘアで 全体的にすっきりさせるのも

顔の輪郭がきれいに見えます。 

 そして、一番重要なことは 「自分の顔の形を把握すること」です。 

意外にも自分の顔の輪郭を分かっていない方が多いので

帽子はもちろん似合う洋服の衿の形も 輪郭に合った似合う物を選んだら、

もっと素敵になるのに… 「もったいない…」と感じてしまうのです。

剣さんは直線的な顔型なので、この形状がお似合いに！ 

顔の輪郭が直線的な方は、 クラウンも直線的なものを 

曲線的な輪郭の方は、丸みのあるものを選ぶとしっくり馴染みます。 

目に入る紫外線も20～30％防ぐと言われています。 

この季節を利用して、似合う帽子をみつけ

小顔効果を演出してみませんか？ 

帽子に今年のトレンドである透け感などを取り入れて 

夏のオシャレを楽しんでみてくださいね。